楽曲の解説
【原題】
【作曲】田中 穂積
【作詞】武島 羽衣
【アーティスト】
「空にさえずる鳥の声~」で始まる日本の唱歌で、初出は明治35年(1902年)発行の「唱歌教科書(巻三)」となっています。別名『天然の美』と題されることもあります。瀧廉太郎作曲『花』の作詞者として知られる武島羽衣によって書かれた詞に海軍の軍楽師であった田中穂積が作曲し、佐世保女学校で歌われるようになりました。この武島の詞が田中が探していた長崎県佐世保市の九十九島のイメージにぴったりだったから採用されたと言われています。
3/4拍子のワルツのリズムに乗って演奏される流麗な曲調で、日本で最初のワルツとも言われています。きわめて日本的な旋律であり、後半に一時スケールを乗り換えるところなど技巧的にも素晴らしいと思います。曲の割に歌詞はあまり知られていないのですが、日本の自然を織り込んだ大変格調高いものになっています。タイトルは「うつくしき」ではなく「うるわしき」が正しいようです。
ところがある年代以上の人はこのメロディーを聴くと「チンドン屋」を連想するようです。曲のタイトルとイメージが合わない気がするのはチンドン屋のイメージが染み付いているからに他なりません。
楽譜は初級~中級レベルで弾けるピアノソロにアレンジしました。
楽譜
【楽譜のタイプ】ピアノソロ譜
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楽譜サンプル動画 (YouTube)
楽譜をそのまま自動演奏したサンプルを試聴できます。音楽的なニュアンスは再現されません。
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