コンドルは飛んで行く

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楽曲の解説

【原題】El Cóndor Pasa
【作曲】ダニエル・アロミア=ロブレス
【作詞】
【アーティスト】

言わずと知れたフォルクローレの代名詞です。たぶんこの曲を知らない人はいないでしょう。とにかく日本人はこの曲が大好きです。

よくアンデス民謡と言われていますが、正しくはペルー人の作曲家ダニエル・アロミア=ロブレスによって1913年に作曲されたもので、アンデス地方に伝わる民謡を元にして作られたと言われています。曲は全部で3部構成になっており、第1部はヤラビ、第2部はフォックス・インカイコ、第3部はワイノというリズムで演奏されます。今日では第2部を飛ばして演奏されることもしばしばあります。サイモン&ガーファンクルが歌詞を付けてカバーしたことから特に有名になりましたが、彼らがカバーしたのは第1部のみです。演奏家によっても節回しが微妙に異なることが多く、特に第3部は同じものは2つとしてないと言えるほどバリエーションに富んでいます。

楽譜は最もオーソドックスな第2部を省略するスタイルを採用しています。イントロとエンディングも演奏家によってまちまちで、ほとんどアドリブのようなものです。ここに記譜したのは一例に過ぎませんから、いろいろな音源を参考にして研究して下さい。

おそらくケーナを始めた人が必ずやりたがる曲でしょう。これを吹きたいためにケーナを始める人も少なくないはずです。しかしこの曲は相当難しいのです。なぜ難しいのかと言えば、音域が高いことで、3オクターブ目のソまで使いますから、最初はなかなか音が出せません。また第3部はテンポも速く、素早い運指と息づかいが要求されます。どうしても音が出ない人は、Amに移調してアントニオ・パントーハのスタイルで演奏するのがよいと思います。その際、頭の「ミ」の音は省略して「ラララシドシドレミ~」と演奏します。

ピアノ伴奏付きですので、MIDIシーケンサーに読み込んでメロディーパートをミュートすれば独奏のカラオケとして利用できます。最後のトレモロ奏法はMIDIでは再現されませんのでご了承下さい。

楽譜

【楽譜のタイプ】ピアノ伴奏譜

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